北海道キャンプ旅行(3歳の子連れ)

8/22(金)〜8/29(金)に1週間の行程で北海道の旭川富良野で家族でキャンプしてきました。家族構成は自分、妻、娘(3歳)の3人で、キャンプ自体は家族では年数回する程度。北海道は個人的に過去2回キャンプしながらバイクで回った事がありましたが、家族と一緒となると勝手が全く違って難しい…。特に5日間連続でキャンプするのは家族では初めてだったので不安もあったんですが、結果終わってみると概ね楽しめました。

行程的には5日のうち最初の2日は旭川に滞在し旭山動物園に行く、残りの3日は富良野に滞在しのんびり過ごすというわりとお気軽なプランです。下調べする時間があまりとれず、キャンプする事と旭山動物園に行く以外は決まってませんでした…。以下、完全に個人用メモですが備忘録がてら雑感を書いておきます。

良かった点

移動にフェリーを利用した

フェリー移動の場合、東京方面からだと水戸の大洗発でおおよそ20時間弱かかります。移動手段としては非効率に思えるんですが、フェリーの中には大浴場ありレストランありキッズコーナーありで思いのほか家族には好評でした。個人で利用する時は雑魚寝のエコノミーを使うんですが、今回は個室利用です。料金的には高くなりましたが、普段と同じように生活できますしむしろ子どもは船に乗って上機嫌だったりするので、長距離移動にも関わらずストレスが全くなくゆっくりできたのは良かったです。子連れだと最近どこへ行くにも長距離はわりと大変だったので…、子連れでフェリーはアリだと思いました。

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今回利用したフェリー

料金的な面ですが、フェリー往復で¥140,000程度かかりました(車の輸送込み)。そこそこかかってるんですが、これを飛行機+レンタカーの料金で考えると航空券が仮に片道¥15,000だっとして3人の往復で¥90,000程度。それに6日分のレンタカーで¥30,000程度かかると考えると¥120,000程度は少なくともかかります。効率をとるかくつろぎをとるかですが、飛行機の移動でバタバタするならフェリーの中でゆっくり移動するというのが今のうちのスタイルには合ってそうでした。

なお、今回フェリーの船室をデラックスルーム(大人¥26,740)にしてますが、スタンダードルーム(大人¥18,510)もあります。ただ、デラックスルームは2名部屋なのに対しスタンダードルームは4名部屋なのでうちの場合は定員に満たず船室貸切料金(大人料金¥18,510の50%)が別途必要になります(※閑散期は不要)。という事もあり、子どもが2人以上だったらスタンダードのほうが広くて良いですが、うちの場合だと料金そこまで変わらないのならデラックスで良いかなと思いました。

子どもが楽しめるキャンプ場を選んだ

北海道のキャンプ場はいくつか再訪したいところもあったんですが、子どもが楽しめるところで考えてゼロベースで調べました。調べると北海道には遊具施設のついた公園に隣接したキャンプ場がいくつかあり、格安かあるいは無料のところもありました。中には室内遊具施設もあったり。キャンプは天候の影響をもろに受けるので、室内遊具施設があるとリスクヘッジになります。下記のまとめが参考になりました。

北海道 子供が遊べるキャンプ場

今回は旭川市街地から近い「カムイの杜」公園を利用する事に。また、近郊の富良野には「星に手がとどく丘」キャンプ場があり、ここは私営のキャンプ場ですが、敷地内に羊と兎を飼育しており、子供達がふれあえるようになっています。子どもが動物好きならかなり楽しめるところだと思います。

今回は観光も少ししたんですが、なんだかんだでキャンプ場にいてのんびりしてる時間が一番楽しめました。子ども連れで観光って移動が多いとけっこう辛いので、キャンプ場自体で退屈しないのはかなり良かったです。

星に手のとどく丘キャンプ場

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特に「星に手のとどく丘キャンプ場」は動物の他に夕日も星も奇麗だし、併設のジンギスカン屋「ひつじの丘」が美味しくて満足度が高かったです。このキャンプ場ではたき火を推奨していて、石組みしてあるので焚き火台がなくても気軽に焚き火ができるようになっています。星空を見ながら焚き火するのってなんだか月並みなイメージはあるんですが、実際やってみると良かったです。

都市近郊のキャンプ場からはじめた

今回は旭川の「カムイの杜」からキャンプをスタートしました。このキャンプ場は旭川市街地から車で数分のところにあるので、何か足りないものがあっても気軽に買いに行く事ができます。アウトドア用品に関しても旭川には秀岳荘があり買い足す事ができます。いきなり大自然の中に行くのも良いですが、ぼくのように普段からキャンプに行ってない人は最初は都市近郊から始めるのがリスクヘッジできて良いと思います。ちなみにこの「カムイの杜」旭川市街から近いんですが、蛍がいたり、狐がいたりしました。市街地から近いと言ってもさすがは北海道、あなどれないです。特に狐についてはメッシュシェルター内に置いていた食品をレジ袋ごと2回くらい持って行かれました。レジ袋はテントかクーラーボックスに入れる等の対策が必要ですね。

食材を買いすぎないようにした

今回は1度の買い物で食材を買いすぎないように気をつけました。先日今回の北海道の練習として、丹沢でキャンプをしてみたんですが、だいたい「必要だろう」と思って買っても食べきれなくて捨てる事になりそうだったので…。うちの家族構成の場合、1度に¥2,000~¥3,000程度の買い物でちょうど良いようです。これで夕・朝食および飲み物等は余裕でカバーできました。あまり無駄にゴミが出なくて良かったです。これは今後も気をつけようと思いました。

悪かった点

予想外に冷え込んだ

25、26日が曇りがちですごく冷え込みました。前日までは半袖短パンで快適だったんですが、その日は薄手のダウンを着ても少し寒いぐらいでした。朝は10℃を少し下回るくらい。後から知ったんですが、北海道全域で低温注意報というのが出てたらしいです。子ども服は厚手の長袖やジャケットも持ってきてたのでなんとかなりましたが、なかったら厳しかったですね…。アウトドアなので、暑さにも寒さにも対応できるよう重ね着できるようにしておいたほうが良いです。

事前の情報収集が不足していた

温泉と昼食はもう少し事前に調べて行っても良かったかな〜と思いました。キャンプは基本昼を豪華に外食にする事が多いんですが、昼食をはずしてしまうと少し味気なくなります。旭川はもっと良い店があったと思うんですが…。富良野のあたりだとやはり美瑛に雰囲気の良いお店が多いようですね。

今はスマホがあるので現地でも調べようと思えば調べられるんですが、スマホって触ってると子どももスマホ使いたがるし、いろんな情報が気になって迷ったり行くところが増えたりして結局のんびりできなかったり、あまり良い事はないです。事前に調べてある程度選択肢を絞り込めておくと良かったかなと思いました。

子どもの体調が少し悪化した

うちの子どもは敏感肌なほうなんですが、湿度が高いと肌を掻いてしまい荒れてしまったりします。今回も本人は至って元気なんですが雨で湿度が高かったためか肌が荒れ気味になりました。しかし旅行後診察してみると、「とびひ」らしくウイルス性なのでキャンプ自体はどうも関係なかったようです。ただ、心配な病気とかあるんであれば関連する病院はやはり事前に調べておいたほうが良かったなと思いました。今回も早く原因が分かってればもっと安心して遊ばせられたのかなと思います。

諸経費

最後に諸経費を計算しておきます。

フェリー(片道) ¥71,340

等級: デラックス 洋室(2名) ご利用者数: 3 車両台数: 1 ペット: なし

小計: ¥142,680

高速道路
  • 都内→水戸大洗: ¥3,600
  • 沼ノ端西→旭川鷹野: ¥3,570
  • トマム→沼ノ端西: ¥3,360
  • 水戸大洗→都内: ¥3,600

小計: ¥14,130

宿泊費
  • カムイの杜(2泊) ¥0
  • 星に手のとどく丘キャンプ場(3泊)¥7,500

小計: ¥7,500

温泉
  • 杜のSPA神楽: ¥600 x 2
  • 高砂温泉: ¥600 x 2, ¥250 x 1
  • フラヌイ温泉: ¥600 x 2, ¥300 x 1
  • 吹上温泉 白銀荘: ¥600 x 2
  • ハイランドふらの: ¥510 x 2

小計: ¥6,370

食費
  • 往路フェリー(夕・朝食): ¥2,400 x 2
  • 旭川ラーメン 橙ヤ: ¥1,000 x 2
  • ひつじの丘: ¥3,800
  • 富良野チーズ工房 ピッツア工房: ¥1,500
  • 富良野チーズ工房 アイスミルク工房: ¥500
  • カンパーニ六花亭: ¥500
  • ふくだめろん: ¥250
  • ランチ&カフェ 風: ¥2,200
  • ひつじの丘: ¥3,800
  • 北海道ラーメン 雅: ¥2,300
  • 帰路フェリー(夕・朝食): ¥2,400 x 2
  • コンビニ・スーパー代: ¥8,000

小計: ¥34,450

観光施設

小計: ¥5,440

合計: ¥210,570

合計で21万程度となりました。宿泊代がかかってないので、通常の観光旅行よりは節約はできたかな?と思いました。

まとめ

なんとなく課題はやはり事前の情報収集ですね。共働きなせいか毎日時間に追われていて旅行の事を綿密に考えるのはちょっと無理な感じでした。今回は子どもは遊具施設とか動物とか船とか楽しめたみたいだし、キャンプである程度アウトドア欲も満たせ、かつお金の節約にもなってたり、費用対効果は高かったかなと思うんですが、もっと1点豪華な感じが欲しかったです。ちなみに豪華さを期待してよく知らないトマム星野リゾートとか帰りに寄ってみたんですが、平日のお昼はお店がほとんどやってなくて結局ラーメンしか食べられなかったです…。

ふと思ったんですが、ココナラで旅行のおすすめ情報だったりプランニングをお願いしたりするのも良いかもしれません。次回は活用してみようと思います。